住職今月のお話
午年の年が明けたと思う間もなく
1月が駆け抜け暦は2月(如月)となりました。
最強寒波が訪れ大雪のなかで暮らす方々の大変さを
メディアの映像を通しながら安全を願っております。
三国山脈を背後に関東のここ秩父の山々の木々は
すくっと空に梢を伸ばし来る春を待っています。
20世紀後半から世界中の多くの国々に生活の変化が見られます。
拙僧がまだ幼い子供の頃は冬場の暖を取る方法と言えば
炭火の掘りごたつや火鉢、あるいは囲炉裏でした。
日が落ちるころ掘りごたつに紅く燃える炭を入れ暖かくしたものです。
更け行く夜に聞こえる音は吹きすさぶ風の音やコチコチと時を刻む柱時計の音でした。
それらの音を子守唄にいつしか深い眠りに入ってしまいます。
夜はどこまでも暗く、電化製品などまだそれほど無くて不便な生活だったと思います。
その不便な生活でも人々の繋がりが盛んで心も豊かだったと感じる
半世紀以上前を今なお懐かしく思い出されるのも年のせいでしょうか。
静かに穏やかに更ける夜をどの国の誰もが迎えられることを願ってやみません。
ここで冬の俳句一句と短歌を一首
或夜半の 炭火かすかに くずれけり(芥川龍之介)
しぐれこし 雲を高嶺に 吹きためて 風に雪散る 冬のあけぼの(藤原良経)
さて、過日1月25日(日)の当山『元朝護摩』(初護摩)には関東各地は勿論の事、
北は東北、南は静岡に至るまでお詣り頂き、
また、御祈願札に於いては日本全国のみならず
遠くはカナダのトロント在住の方まで御依頼いただきまして
『元朝護摩』縁日を盛大に執り行う事が出来ました。
ここに山内役員一同、心より厚く御礼申し上げます。
当山本尊『勢至菩薩』(得大勢至菩薩・大精進菩薩)様は
『午歳』の守り本尊であると伴に菩薩様の中でも最強と言われており、
阿弥陀三尊の脇侍(観音菩薩・勢至菩薩)として観音菩薩の『慈悲』と伴に
阿弥陀如来の『智慧・力』を象徴する菩薩様であります。
勢至菩薩様は智慧の光を照らし人々の『煩悩』や『迷い』の闇をを除き『運』を開くと伴に
『福』を招き『無上の力』を与える『ご利益』が有る菩薩様です。
前述の通り勢至菩薩は阿弥陀三尊仏としては多く安置されておりますが、
本尊として祀られている寺院は日本全国でも稀で、当山はその代表格に属する寺であります。
午歳生まれの方々や『厄除け』『方位除』そのほか『家内安全』等、
諸々の『諸願成就』祈願が、お済みで無い方は是非とも
『聖徳太子開山』の祈願寺、『二十三夜寺』にお運び下さいませ。